「防犯のため」と思って取り入れている対策でも、方法を間違えると、かえって空き巣に狙われやすくなることがあります。
今回は、身近な防犯対策の中でも、特に気をつけたい5つのケースを紹介します。
防犯カメラを1台だけ設置するなら?
防犯カメラを自宅に1台だけ設置する場合、重要なのは「犯人から見える場所」に設置することです。
戸建て住宅では、犯人がまず門扉や玄関など正面側から侵入し、その後、裏手へ回るケースがあります。
そのため、玄関付近の正面側など、侵入しようとした際にカメラの存在が目に入る場所に設置することで、威嚇効果が期待できます。
反対に、家の裏側など外から見えにくい場所だけに設置すると、カメラによる抑止効果を十分に発揮できない可能性があります。
複数台設置できる場合は、1台を玄関など目立つ場所に置き、残りを裏側や死角など、実際の侵入経路を撮影できる場所に配置するのが理想的です。
センサーライトは「つけっぱなし」にしない
夜間の玄関周りを明るくしておけば、防犯につながると思う人も多いでしょう。
しかし、玄関灯などを毎日同じ時間に点灯・消灯させる「常時点灯」には注意が必要です。
毎日決まった時間に明かりがつき、同じ時間に消える状態が続くと、犯罪者から在宅・不在のパターンを把握されやすくなる可能性があります。
そこで有効なのが、人の動きを感知して点灯するセンサーライトです。
侵入しようとした際に突然強い光が当たれば、犯人を驚かせ、侵入を思いとどまらせる効果が期待できます。
センサーライトは常に点灯させるのではなく、必要なときに作動するようにしておくことがポイントです。
防犯ステッカーは貼っておく
「防犯ステッカーを貼ると、かえってお金持ちの家だと思われるのでは」と心配する人もいます。
しかし、防犯ステッカーは、防犯意識の高さを周囲に示すための抑止策になります。
警備会社のステッカーに限らず、市販されているものでも構いません。
空き巣が下見をした際に、玄関や窓などに防犯ステッカーが貼られていれば、「防犯対策をしている家かもしれない」と警戒する可能性があります。
たくさん貼る必要はありませんが、玄関や目につきやすい窓などに設置しておくとよいでしょう。
合鍵を家の外に隠すのは危険
合鍵を家の外に置いておけば、鍵を忘れたときにも便利です。
しかし、植木鉢の下やメーターボックス、玄関マットの下などに合鍵を隠すのは避けたほうがよいでしょう。
これらは昔からよく知られている定番の隠し場所です。
空き巣に合鍵を見つけられ、そのまま侵入される危険性もあります。
合鍵はできるだけ屋外に置かず、安全な場所で管理することが大切です。
庭やベランダは「見通し」を良くする
庭やベランダに物を置いておけば、侵入しにくくなると思うかもしれません。
しかし、物が多いと、犯人が身を隠せる場所や外から見えにくい死角を作ってしまいます。
そのため、庭やベランダはできるだけ物を置かず、外から見通せる状態にしておくことが防犯につながります。
グリーンカーテンなども、室内を見えにくくする一方で、犯人が身を隠す場所になる可能性があります。
ベランダでも戸建ての庭でも、不要な物を置かず、外からの視線が届きやすい環境をつくることがポイントです。
防犯は「目立たせる」と「隠さない」がポイント
防犯対策では、ただ設備を増やせばよいというわけではありません。
防犯カメラは見える場所に設置し、センサーライトは人の動きを感知して点灯するようにする。
防犯ステッカーで防犯意識を示し、合鍵は屋外に置かない。
そして、庭やベランダはできるだけ整理して見通しを確保する。
こうした基本的な対策を組み合わせることで、空き巣に「侵入しにくい家」と思わせることが重要です。
